富士通LIFEBOOK WA3/B1レビュー~すべてがハイスペックなノートパソコン


富士通のLIFEBOOK WA3/B1はCPUを始め、あらゆる機能と性能がハイスペックなノートパソコンです。今回LIFEBOOK WA3/B1を実際に使ってみましたので、レビューをご紹介します。




当製品は販売終了しました。

現在販売されている富士通のノートパソコンはこちらの記事をご参照ください。

詳細はこちら → 富士通ノートパソコンLIFEBOOKの紹介





ハイエンドなCPU搭載だから、インターネットもゲームもサクサク動く


LIFEBOOK WA3/B1は処理性能が非常に高いノートパソコンです。ノートパソコンではCore i7-7500Uなど、一般的にUシリーズと呼ばれるCPUが搭載されることが多いのですが、LIFEBOOK WA3/B1に搭載されているCPUはCore i7-7700HQとなっています。HQがつくCPUはとても性能が高く、同じ第7世代のCore i7-7500UのCPUと比較しても処理性能に2倍の差があり、とても高い処理能力を持っています。


実際のどれくらい処理性能が変わるかを、有名なゲームであるドラゴンクエストのベンチマークソフトを実行することによって調べてみました。比較対象として、LIFEBOOK WA3/B1の下位モデルであるLIFEBOOK WA1/A3を用いています。


両者の性能は、LIFEBOOK WA3/B1のCPUはCore i7-7700HQでメモリ16GB、グラフィックがIntel HD Graphics 630、比較対象のLIFEBOOK WA1/A3のCPUはAMD A8-7410、メモリ8GB、グラフィックがAMD Radeon R2を搭載しています。






ドラゴンクエストのベンチマークをとってみると、LIFEBOOK WA3/B1が「とても快適」と判定されました。対照的に下位モデルのLIFEBOOK WA1/A3は普通と表示されました。LIFEBOOK WA3/B1では、ドラクエはとても快適にプレイできるようです。



また、インターネットをする時に使用するブラウザの快適さも調べてみました。ブラウザはEdge(エッジ)を用い、Octaneと呼ばれるベンチマーク・アプリケーションを利用しています。




Octaneのスコアが大きいほど、インターネットをするときの快適さが増します。LIFEBOOK WA1/A3のスコアが11240なのに対し、LIFEBOOK WA3/B1のスコアが40454と約4倍良いスコアが出ました。


これらの結果を見ると、LIFEBOOK WA3/B1はインターネットをするにしても、ゲームをするにしてもとても快適に動作することがわかります。


レポート作成をするために、WordやExcelなどを使うのも全く問題ありません。非常に高速に動作します。


一つ注意しておいてほしいのは、Core i7-7700HQは性能が非常に高いのですが、その分消費電力も高く、発熱量も多いということです。そのため、ファンを用いてCPUを冷却する必要があります。実際、LIFEBOOK WA3/B1を使用していると、ファンがよく回り、ファンの音がやや大きいのが気になりました。





ハイレゾ再生対応のオンキョーのスピーカーとヘッドフォン端子搭載


LIFEBOOK WA3/B1にはハイレゾ音源の再生に対応したオンキョー製のスピーカーを搭載しています。キーボードの上部に左右1つずつ搭載されていて、ステレオで聞くことができます。




スピーカーから聞くだけでなく、ヘッドフォン端子を通した再生でもハイレゾに対応しています。


好きなアーティストの音楽を聞きながらレポートを書く場合や、YouTubeで動画を見たりする場合に、非常に高音質なサウンドを楽しむことができるようになります。




困った時に役立つお助け機能


パソコンを使っていて、「インターネットにつながらないよ」、「写真を取り込みたいけどどうやるの?」など、どうすればいいのだろう?と困ることがあります。そんなときに、LIFEBOOK WA3/B1にはお助け機能が搭載されていて自分で解決がしやすくなります。


下の写真のようにキーボードの上部にMENUボタンがあり、ここを押すとお助けアプリケーションが起動します。




下の写真のように、ネットワークの接続状態を簡単に確認することができたり、写真や動画を取り込むための方法を知ることができるなど、目的別・名前別に探すことができます。特にパソコンの初心者にとって、このような機能があるととても役に立ちますね。










大学の勉強に役立つ電子辞書搭載


大学の講義ではレポート作成をしたり、英語を読んで次の講義の時に日本語訳や内容を発表をするということがあります。言葉や英単語の意味を調べるときに、分厚い辞書を使ってもいいのですが、辞書は1冊だけでも高いものが多く、しかも分厚いため場所をとります。


しかし、LIFEBOOK WA3/B1には下の写真のように広辞苑や国語・漢字辞典、英和・和英辞典、和英中辞典が搭載されています。紙の辞書だと手でめくって探さないといけませんが、電子辞書だとキーワードを入力するだけで簡単にわからない言葉や英単語を検索することができて便利です。







しかも、パソコンの中にインストールされていますので辞書を置いておくスペースを確保する必要がないのがいいところです。ワンルームの部屋を広く使えます。





Suicaや電子マネー、スマホの管理ができるNFCポート搭載


パソコンを使うといろいろなことを管理できるようになりますが、LIFEBOOK WA3/B1にはNFCポートが搭載されています。下の写真のように、矢印キーの下のパームレスト部分にあります。




この部分にSuicaやEdyなどの電子マネーをかざすと、残高の確認やチャージなどができるようになります。おサイフケータイ機能を搭載したスマホの管理をすることもできるようになります。




専用の機械を使って電子マネーのチャージや残高の確認をしていたのが、自宅のパソコンでできるようになるので便利ですね。


また、NFC対応のデジカメであれば、パソコンにかざすだけでデータをパソコンに移すこともできるようになります。SDカードをいちいち抜き差しする必要がなくなるので、とても楽に写真の管理ができるようになります。





ゆったりと使え、しっかり打ちやすいキーボード


LIFEBOOK WA3/B1のキーボードは下の写真のような感じになっています。
15.6インチの大きさのノートPCなので、キーボードにも余裕がありゆったりと使うことができます。キーとキーの間隔は18.4mmで問題のない広さです。窮屈な感じはありません。キーを押した時の深さ(ストローク)は2.5mmと一般的なノートパソコンと比べるとやや深めです。しっかりとした打鍵感を感じられます。






キーボードを拡大したところです。









テンキーも搭載されています。Excelで家計簿をつけたり、理系の実験や卒業研究で得られた数値データを入力するときに非常に便利です。手の位置を変えずに打てるので、入力スピードが速くなります。








タッチ対応ディスプレイ


LIFEBOOK WA3/B1のディスプレイはタッチパネル対応です。画面に直接指で触って操作することができます。







周辺機器の接続やインターネットアクセス、外部出力などの拡張性


パソコンで作業をするためには、外付けハードディスクやUSBメモリ、マウス、インターネットに接続するためのケーブルなど、色々なものを接続する必要が出てきます。LIFEBOOK WA3/B1にはそのためのインターフェースが充実しています。


まず、下の写真のようにパソコンの左側面にはHDMIポート、USB-Type Cポート、USB3.0ポートが2つ、ヘッドフォンジャックが搭載されています。




HDMIポートはパソコンの画面を外部のモニターやテレビ画面、プロジェクターに映すときに必要になります。自宅で使用しているときにYouTubeの動画を大きな画面で見たいなと思ったら、テレビとパソコンをHDMIケーブルでつなげれば簡単に見ることができるようになります。


USB-Type Cポートは最近増えてきた新しいUSBポートです。対応機器が増えてきているので選択肢が広がります。


ヘッドフォンジャックは上でも解説したように、ハイレゾの再生に対応しています。高音質なサウンドを楽しむことができます。


インターネットには無線LANでも接続できますし、有線LANでも接続できます(下の写真が有線LANポート)。契約するプロバイダーによっては有線LANタイプのモデムを利用することになりますが、有線LANポートがあるとすぐにインターネットに接続できるようになります。




右側面にはUSBポートとSDカードスロットが搭載されています。SDカードはフルサイズのものに対応しているので、デジカメやスマホなどで使うSDカードを扱うことができて使い勝手が良いです。





WEBカメラも搭載されています。Skypeでオンライン英会話の授業を受けたり、友達と顔を見ながら話したりといった使いかたができます。顔認証にも対応したカメラなので、パソコンのセキュリティを高めることにも役立ちます。






性能と仕様


LIFEBOOK WA3/B1の性能と仕様は以下のようになっています。赤字は特徴的な部分です。

OS  Windows 10 Home / Pro 
CPU Intel Core i7-7700HQ
メモリー  8GB / 16GB
ストレージ SSD 256GB / 512GB
HDD 500GB
ハイブリッドHDD 1TB
 ディスプレイ フルHD フルフラットファインパネル
タッチ対応
サイズ 15.6インチ
重さ 約2.5kg
バッテリー持続時間 約5.4時間
無線LAN
有線LAN
光学ドライブ ブルーレイディスクドライブ
SDカードスロット  ○
USBポート 4つ
(USB3.0ポート×2、USB2.0ポート×1、
USB 3.1 Type-Cポート×1) 
HDMI端子
 セキュリティ
ソフト
マカフィー リブセーフ3年版
 保証期間 3年
有償で5年まで延長可 
 カラー シャイニーブラック
プレミアムホワイト


LIFEBOOK WA3/B1はCPUにCore i7-7700HQを搭載した、とても性能の高いノートパソコンです。今回のレビューではメモリ16GB、SSD256GBを搭載したものを使用していますが、文系も理系もメモリ8GBを搭載すれば十分にハイスペックになります。


あとはストレージをどうするかだけですが、ハードディスク500GBを選択すれば多くのデータが保存できるだけでなく、価格も抑えられます。ハイブリッドドライブにすると、価格は上がりますがデータ容量を確保しつつハードディスクよりも高速な動作が期待できます。


セキュリティソフトが標準で3年版のものがインストールされていることに加え、メーカー保証が標準で3年もあるので安心です。





外観の確認


外観のチェックをしてみましょう。


天板を閉じたところです。光沢感があります。




斜めから見たところです。










ディスプレイを開くと、キーボード部分が少し持ち上がり角度がつきます。キーボードが斜めになってキーを打ちやすくなります。




キーボードです。




本体手前部分です。




右側面です。SDカードスロット、USB2.0ポートが搭載されています。




左側面です。HDMIポート、USB-Type Cポート、USB3.0ポートが2つ、ヘッドフォンジャック、有線LANポートが搭載されています。




背面部です。





まとめ


LIFEBOOK WA3/B1はCPU性能が非常に高いハイスペックなノートパソコンです。サウンドやキーボード、搭載されている機能など、あらゆるところがハイエンドな仕上がりになっています。

15.6インチの大きさがあり、ゆったりと作業ができます。持ち運びには適さないですが、自宅や大学の研究室などに置いてじっくりと使ってみてはいかがでしょうか。

当製品は販売終了しました。

現在販売されている富士通のノートパソコンはこちらの記事をご参照ください。

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この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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