Lenovo ThinkPad X1 Carbonレビュー


ThinkPad X1 Carbonは薄くて軽く、高性能なノートパソコンです。薄さ、軽さ、性能とどれをとっても高いレベルでバランスがとれています。実際に、使用してみましたのでレビューをご紹介します。






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ThinkPad X1 CarbonはどんなノートPC? 性能と仕様を確認


ThinkPad X1 Carbonの仕様は以下の表のようになっています。CPUはCore i5もしくはCore i7が選べ、メモリは4GB, 8GB, 16GBから選ぶことができます。非常に高性能なノートパソコンです。データの保存先はSSDとなっていて、高速な処理が可能です。PCの起動も速くて快適です。


特徴的なのが薄さと軽さです。14インチの大きさで1.18kgの軽さです。14インチのノートパソコンでは、最軽量と言ってもいいと思います。広い画面で快適に作業ができ、しかも持ち運びも楽々です。X1 Carbon 2015年モデルよりも軽くなっていて、携帯性がアップしています。


最薄部が14.95mm、最厚部でも16.45mmという薄い作りになっていて、すっきりしていて、カバンに入れてもかさばりません


人工衛星に使われているカーボン素材が使われていて、高い堅牢性も特徴です。衝撃に強いので持ち運ぶときも安心です。

CPU Core i5 / i7 
メモリー 4GB / 8GB / 16GB
ストレージ SSD 128GB / 256GB / 512GB
無線LAN
有線LAN
(付属のアダプターで対応可)
光学ドライブ -
SDカードスロット  micro SDカード
スロット
サイズ 14インチ
厚み 14.9mm-16.4mm
重さ 1.18kg
バッテリー持続時間 最大9.8時間
ディスプレイ FHD IPS液晶 / WQHD IPS液晶
USBポート 3つ  
HDMI端子
価格  150,000円台~





外観はどんな感じ?


それではX1 Carbonの外観をチェックしてみましょう。


天板を閉じたところです。




斜め横から見たところです。薄いつくりになっているので、すっきりとしています。IPS液晶ですので、斜めから見てもディスプレイの映りが良いです。





真横から見たところです。より一層、薄さがよくわかると思います。私は薄いパソコンが好きなので、とてもすっきりしていていい感じに思いました。





少しだけ天板を閉じたところです。




斜め後ろから見たところです。ThinkPadのロゴが左上の位置に来ます。




ディスプレイはほぼ180度開きます。




キーボードです。Lenovoのノートパソコン全体に言えることですが、キーボードはとても打ちやすいです。





キーボードを拡大したところです。真ん中に見える赤い丸はトラックポイントといって、ここをぐりぐりすることでマウスの代わりになります。手の位置をほとんど変えずに、カーソルを移動させたり操作することができますので、なかなか便利です。





トラックパッドの部分です。




左側面です。最薄部と最厚部の差は1.5mmほどで、ほぼ厚み一定のように感じます。搭載されているインターフェースは、電源、Lenovo One link、miniDisplayポート、USBポートがあります。Lenovo One linkには拡張ドックやEthernetアダプター(有線LANアダプター)を接続することができます。




右側面です。ヘッドフォン、USB×2、HDMIポートがあります。




背面部です。下に拡大写真がありますが、背面部にmicro SDカードスロットが搭載されています。





背面部のmicro SDカードスロット(左側)とSIMカードスロット(右側)です。SIMカードスロットは日本では対応していないようです。








14インチで最軽量クラスのノートPC


2016年版のX1 Carbonは2015年モデルよりも軽くなりました。14インチのノートパソコンでは最軽量クラスになると思います。軽いうえに、作業スペースも広々としているので、とても仕事がしやすいです。


14インチのサイズはだいたいA4ノートよりも少しだけ大きい感じです。カバンに入れても問題なく収まります。厚みも14mm-16mm程度とすっきりしています。




重さは1.18kgで軽いです。片手で軽々持ち上げられます。




家の中で部屋を移動して使うのも楽々ですし、カバンに入れて外に持ち運ぶのも苦になりません。大学にパソコンを持っていく場合にも困ることはないでしょう。




インターネット、メール、レポート作成から画像処理などが快適で幅広く対応できる


CPUにCore i5またはCore i7、メモリが4GB,8GB,16GBから選べるので非常に高性能です。インターネットやメールはもちろんのこと、WordやExcelなどもサクサク動きますので、レポート作成も快適に処理できます。


写真管理や音楽の管理、動画鑑賞も快適ですし、これ以外にも幅広い使い方ができるでしょう。高度な理系の研究用途にも使えます




拡張ドックで周辺機器を接続することも可能


X1 Carbon2016年モデルではThinkPad WiGig ドックという周辺機器を使うことができます(別売り)。薄型のノートパソコンではインターフェースが不足したり、周辺機器をつなぐとパソコン周りがごちゃごちゃすることがありますが、それを解消するための機器になります。


ThinkPad WiGig ドックは下の写真のような形状をしています。だいたい8センチ四方くらいの大きさで、コンパクトな形をしています。





下の画像のように、USB端子やHDMI端子、有線LANポートなどを搭載しています。






X1 CarbonとWiGigドックとは無線で接続することができます。WiGigドックに外付けのハードディスクやディスプレイなどの周辺機器をつないでおくと、ノートパソコンにコードを接続する必要がありませんので、ノートパソコン周辺がすっきりします。ノートパソコンとの脱着の手間が省けて便利になると思います。





文系の場合の最適な構成は?


文系の場合にはあまり重い処理をする場面は少ないです。レポート作成やインターネット、メールぐらいの使用になることが多いと思います。

ですので、CPUはCore i5、メモリは4GBあれば大丈夫です。8GBのメモリがあればほぼどんな状況でも大丈夫でしょう。

動画を見たり、画像の処理も問題なく行えます。






理系の場合の最適な構成は?


理系の場合はインターネットやメールはもちろんのこと、実験や実習などのレポート作成、そして4年生進級時の卒業研究があり、大学院に進学する人も多いでしょう。研究では高度な専門ソフトをインストールすることもあるので、できればCore i7、メモリ8GBだと余裕をもって対応できます。


もしそれが無理なら、Core i5で4GBメモリでも大丈夫ですが、メモリを8GBにしておくと複数の処理を走らせることになっても快適に作業ができるようになります。


Officeはどのバージョンがいい?


レポート作成に必要なMicrosoft Officeは、Word,Excelはどのバージョンにも入っています。大きな違いはPowerPointの有無になります。

PowerPointが必要ない場合はOffice Personalを選択します。価格も下がって良いでしょう。

PowerPointが必要になる場合は、Office Home and Businessを選択します。価格はOffice Personalよりも高くなりますが、プレゼン資料の読み込みや作成に使うことができます。




まとめ


Lenovo ThinkPad X1 Carbonは薄くて軽く、非常に性能の高いノートPCです。前モデルに比べてさらに軽量、薄型になり、持ち運びがよりいっそう便利になったと思います。外に持ち運ぶのはもちろんのこと、家の中でも気軽に部屋を移動して使うことができます。


性能が高く、文系から理系まで幅広い使いかたができます。14インチの大きさがあるので見やすく快適に作業ができるでしょう。


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この記事を書いた人

  石川
ITエンジニア。2014年から2024年現在まで10年間、約450台以上のノートパソコンのレビューを実施。プログラマー兼SEとして、システムやアプリの開発に携わっています。保持資格:応用情報技術者、基本情報技術者、英検準1級等 
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